西であろうが、東であろうが、先人はその人が持つ形状がどの様に命に作用するのかよく分かっていたから飢えと渇きに苦しむ姿をこの様に描き表した。
健やかに生きたければ背骨を突出させてはいけない。
その形状に精神に感応してしまうから。
からだ(形状)が先。
辛い時、調子が悪い時に背中が丸まって、介抱する人はその背中を摩ります。
あれは通常よりも背骨が外に出てきて、背骨が「触って」と言っているから。
触る必要のない背骨は背中を丸めても出て来ない。
お辞儀をするときに背骨を出してはいけない理由に通じる。
整体は背骨を中に引っ込めるお手伝いでもある。
例えば
「全て取り切れた訳では無いけど大方楽になった、変化が嬉しい」
と
「まだここが痛い、物足りない」(不足不満)
という意識の違いは日常生活の満足度と深い関係があるけど、その意識の元は背骨。
だから中に引っ込めてやらないといけない。
先人が餓鬼の棘突起(背骨のボコボコ)を描いたのは背骨の役割を分かっていたのでしょう。