"母音"は、「あ・い・う・え・お」の様に口を開けて自由に息を出す時に出る音。
"子音"は、舌や口角を動かして息を妨げる事によって出る音。
世界的にみて殆どの言語は子音を主体するのに対し、母音が主体の日本語は稀。
母音が主体となった日本語の背景には、草木が「ゆらゆら」、雨が「ぽつぽつ」という様に擬音で自然界の音を模倣した事が始まりだったそう。
故に、潜在的に自然を具現化した言語であるから一つに繋がろうとする性質がある。
対して、子音は口を動かして息を妨げて言語を発する為、境界線を作り、区別を生む性質がある。
例えば「I love you.」という様に、主語を中心として自分と他者という境界線を作ります。
日本語なら「私はあなたが好きです」なんて言わずに、一言で「愛してる」でしょう。
どちらが良いというのではなく言語各々の性質。
今現在、子音語となる英語は世界標準語になっています。
そして、資本主義社会を構成しているのはビジネス。
ビジネスには"仕分け"の作業が必要です。
そう、自分と他者を分けてるわけです。
脳の構造的に、西洋の子音をベースとしている言語の人々は、子音を左脳で聞き、母音を右脳で聞いて、言語を仕分ける機能がある右脳が、腹から上がってきた母音の音を右脳で処理し、左脳で言語化します。(複雑
日本語の様な母音語族の人々は、腹から上がってきた母音も子音も一緒に左脳に行くので、自分と他者を区別する機能をあまり使わない。
だから、主語が無くなる→自分と他者の境界線が曖昧になる→自然と一つに繋がろうとする働きがある。
「I love you.」ではなく「愛してる」みたいに。
区別をしないならこそ、他者を自らと同等に大切にできる。
違いを阻まないで、やってきたものを全て受け入れ、自分たちのやり方や風習に改変して、より良い新しいものを生み出す日本の"風呂敷文化"も母音語脳から生まれたもの。
争いがないこの地球の未来は、先に日本語が世界標準語になって地球全体規模で人類の脳構造が母音語脳に変化している…かも。