良い姿勢にはきちんと根拠があるもので、その根拠無しに良い姿勢を作っている人が大半です。
形だけのやる気の姿勢、形だけの良い姿勢。
根拠なき良い姿勢とは即ち"嘘"という事で、そんな人間が集まって形成している社会も嘘の社会になって行きます。
嘘は嘘と親和するのでどんどん加速します。
それが今の社会とも言えるでしょう。
具体的には骨盤を根拠しない良い姿勢です。
背骨だけで作っています。
「背筋を伸ばしなさい」と言われて育った弊害ですね。
骨盤(基礎)が無いので物事を自分で受け止められないし、うまく逃げる事を覚えて行きます。
それらの人々の集合体の社会はそれそのものになります。
三橋一夫氏の著書に『日本軍が南下してフィリピン等を占領して大量の日本人が移り住むと現地で"梅雨"が発生した』という件がありますが、人の集合体とはその様な力を持つのでしょう。
日本の夏は年々酷暑になっていますね。
いくら言葉で何かを語っても無駄で、その人の骨格(姿勢)こそが全て。
根拠は全てに必要で、その因果と繋ぐものが"筋道"です。
良い事だけでなく、ダメな事にもきちんとダメな根拠があれば健全です。
これを繋いで整えて行く整体師の仕事は社会を変え得るものだと思っています。