マグネシウムと和多志

ブラジルでは土壌に殆ど"マグネシウム(以下:Mg)"を含まれない為、そこで育つ野菜も、それを食べる動物もMgが少ない。

そんな土地で生きる為、ブラジルでは子どもから大人まで薬局でMg錠剤を買って摂る事を強いられている。

ブラジルが肥満大国と言われる背景には風土による恒久的なMg不足があった。

対して日本は土壌に含まれる豊富なMgのお陰で、緑黄色野菜が良く育ち、海へ流れ出た地下水・雨水に魚が集まる。

そんな日本も現代では農薬による影響で、かつての様な土壌とは程遠いミネラルも微生物も少ない脆弱な土地になってしまった。

食文化も変わった。

Mg含有量の多い玄米、豆腐、海藻をよく食べていた頃の日本人は優しくて、勤勉で、働き者でありながら健康だった。

あの頃の様な食生活が今も必要。

でも同じ食事でも、変わり果てた風土のせいであの頃程の栄養素はない。

だから作った。

昔も今も海の恵みは変わらない。

現代人に足りないマグネシウムを手軽に摂れる様になった。

これでまた優しくなれる。

食後、血液中に流れる糖は血管の内壁から伸びるポンプを通って各細胞に届けられる。

この糖を血液中から吸い込む為のポンプが働くには"マグネシウム"が必要不可欠。

この作用が働かないと、血液中に漂った糖の量に対してインスリンが分泌され、血糖値を抑えてくれる。

これは必要な機能だが、インスリンは体脂肪を蓄える働きがあるから"痩せたいのなら"インスリンが分泌されるのは少ない方が良い。

インスリン分泌で膵臓を働かせ過ぎない為にも、ダイエットの為にも、マグネシウムをからだに充足されている事が必要。

海水から生まれたマグネシウムは"塩化マグネシウム"。

これは、酸化Mg、硫酸Mg、クエン酸Mgなど多くあるMgの中で塩化Mgは最も細胞に同化され易い。

過剰摂取の問題はない。

マグネシウムは体内で吸収されなかった余剰分は体外へ排泄されるので、金属の中で唯一副反応を起こさない◎

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