左回り

僕たちのからだの中には、たんぱく質(アミノ酸)があります。
アミノ酸を研究室で造ると、必ず右回転と左回転の細胞が必ずできる。
右回転は、D体。
左回転は、L体。

これらは細胞の回転が左右異なるだけで持ってる性質は同じでした。
巻き方が違うだけでどちらを使っても同じと考えられていた昔、これらを混同させて薬を作ったところ奇形児が沢山の生まれる事になり(※サリドマイド薬害)これを機に人類は細胞の回転を重要視する様に。

地球の生物は全てL体のアミノ酸(左巻き)で構成されています。
生物学最大の謎です。
造ると右巻きもあるのに、人間のみならず地球上全ての生物は左巻きの細胞でできている。
(なぜ左巻きのみかの話はまたいつか…)

スーパーへ買い物に行くと、左回りで売り場を歩いてレジに行き着きます。
左回りだと商品を手に取り易い事をマーケティングとして利用しているから。

陸上のトラックは走りが速くなる為に左周りになっている。

お化け屋敷はこれを逆手に取って右周りになっている。
不安にさせる為。

化学調味料はL-グルタミン酸ナトリウム。
左回転(L体)はうまく感じるから。

微生物は集団になると必ず揃って左回転し出す。

水道の蛇口を閉める時は右、緩める時は左。
ネジも、ペットボトルも、台風も。
この仕組みは他国で言い合せてないにも関わらず万国共通。
「右は閉める、左は緩める」という古からのからだ感覚で。

ドリンクをマドラーで混ぜる時に、左回転だと緩んで甘くなり、右回転だと締まって苦くなる。(コーヒーかお酒がわかり易い)

右脳は空間認識、左脳は論理思考。
右脳が左半身を司り、左脳が右半身を司る。
つまり、空間認識能力に長けてるのは左側。
だから、左側に安心する。
知らない街で迷った時は無意識に左に曲がりがち。
森で迷子になって出られないのは木があったら左に曲がって同じ所をぐるぐるしちゃうから。
左が安心するが故に。

右ハンドルは助手席が左だから誰かに乗っててもらえると安心する。

これを知ってたら、カウンター席で右側に座って食事してたら、お手洗いから戻ったらさりげなく自分が左側に座っちゃおう。

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