重力と寄り添う家屋と骨格

日本人が生活洋式を洋風に変えられて奪われたのは"上下の動作"

立つ・しゃがむ、歩く、走る、登る。
股関節が前後に動くのに多く使う股関節の筋肉の名は"大腰筋(腸腰筋)"

ベッドに寝る、ソファ・ダイニングテーブルに坐る事で上下の動作が奪われた。
階段も傾斜がきつかった昔と比べて今は少し緩やかになったし、トイレもうんち坐りする必要がなくなった。

生活の中の所作で股関節(大腰筋)の動員が少なくなった現代日本人は、足腰の力が衰えた。
今や国民病となった腰痛に限らず、からだの中心部に位置するこの関節と筋肉は、全身の歪みや不調に波及する。

骨盤の形状が縦長で、股関節が前後に動くのに長けている東洋人の骨格は"床から立ち上がる時"に整う。

太ももやお尻の筋トレ・ダイエットと捉えなくても"スクワット"をする事は、我々東洋人の骨格のポテンシャルを思い出す整体になる。

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