おもいが叶う方法

皆さんは普段、願い事はしていますか?
「志望校合格しますように」
「お金持ちになれますように」
「恋人ができますように」
この国では、願い事を神社でする風習があります。

毎月1日は"お朔日参り(おついたちまいり)"と呼ばれ、古くから伝わる風習です。
朔日(ついたち)とは新月の事で、太陰暦では1日が新月、15日が満月でした。
現在では太陽暦を使用している為、必ずしも1日が新月ではありませんが、毎月1日に神社にお参りして、無事に過ごせた1ヶ月への感謝や、新しい月の無病息災、家内安全、生業繁栄などを祈念します。

また、毎月15日は"月次祭(つきなみさい)"が行われる日です。
月次祭は、国の平安と繁栄をお祈りする神事として、日本全国の神社で行われています。

かつての日本では暦(カレンダー)を神社が月齢を考慮して作っており、月のエネルギーに肖って作物の種蒔きや収穫の時期に役立てていたそう。

そして、その頃の古の日本人は願い事が叶いやすかったそうです。
それは毎月1日・15日に行う神社でのお参りのお陰で。

それも特に"満月"の時に…。

わたしたちの住むこの地球に最も重力の影響を与えている月。
月が地球の周りを回る事で、地球上で最も重たい海さえも簡単に動かす事ができ、干潮・満潮という現象を創り出しています。

月は重力源です。

月を目指して地球からロケットを発射して行く時なんかも、発射してから直線距離で月に行くのではなく、地球の周りをぐるりと周回してから月の重量を借りて月に向かいます。
(※スイングバイ)

それほど月の重力というのは大きなものです。

日本で夏季に祖先の靈を祀り弔う"お盆"

日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事であるお盆は、現代では毎年の8/13〜16をお盆期間とする地域が多くなっています。

しかし、新暦になる前の旧暦では毎年7/15中心にとり行われていました。
そう、7月の満月の時にです。

ユタ(沖縄県・鹿児島県奄美群島の民間靈媒師・シャーマン)の文化が残る沖縄では現代でも"旧盆"として旧暦の満月の日に合わせてお盆行事をとり行っており、ユタさんたちによれば現代の新暦に合わせたお盆では御先祖様たちに想いが通じないんだそう。

そして不思議な事にこうした死者を弔う行事は日本だけに留まらず、アステカ、インカ、メキシコ、スウェーデンなど多くの国と文明に共通して存在する。

"夏の夜空に死者が帰ってくる"
"夏の夜空の方角に死後の世界がある"
そんな事を何千年も前から、しかも世界中の国々で考えられ、行事として行われているのです。

太陽の周りを回る地球。
その地球の周り回る月。
すると、太陽を基準とした時の、夏の地球の位置と冬の地球の位置は真反対になります。
太陽側を向いている時は昼。
太陽側を向いてない時は夜。
なので、地球から観測した時の、夏の夜と冬の夜は真反対になります。

冬の夜空に手を合わせて死者の弔う行事は世界中探してもどこにもなく、皆一様に夏の夜空に手を合わせているのです。

そんな夏の夜空の方向には
"いて座A*(いてざエー・スター)"
という場所があります。
地球が所属する天の川銀河の中心。
つまり、地球から一番近いブラックホールがここにあります。
だからブラックホールの方向から死者が帰ってくると先人たちは考えていたのです。

そんな死後の世界の住人とされる御先祖様たちを想うのに、なぜ"月"が必要なのか。

夏の夜空の方向に手を合わせて"想う"

この"想い"というのは実は"重力"で成り立っています。

"想い=重い"です。
日本語は本当によく出来ています。

素粒子物理学に於ける四つの力のうち、重力相互作用を伝達する役目を担わせる為に導入させる仮説上の素粒子に"重力子(グラビトン)"というものがあります。

※光の最小単位の場合は"光子(フォトン)"。
照明を付けて部屋が明るくなるのは光子が部屋中に拡がるという現象です。

物理学者たちの間でブラックホールは
"事象の地平線(event horizon)"と呼ばれています。
そこは、物質も情報も光も電磁波も観測によって情報を得られない領域。
つまり"あの世"です。

あの世への想いを先人たちは月の重力を借りて届けていたのです。

"あの世は夏の夜空の満月の向こう側にある"

メキシコの伝統文化である"死者の日"もスペイン侵略の影響で現在はカトリックの諸聖人の日(11/1)と融合されて行われているものの、もともとはアステカ時代に夏期の満月の時に行われていた祝祭が起源。

古の先人たちは、気が遠くなる程「夏の夜空の方向からなんか来るな」と思ったのか、はたまた人類を創ったとされる人類を超えた知的生命体にこの仕組みを享受されたのか…。

と、だいぶ話が脱線しましたが、死者を想うには7月の満月が有効ですが、満月というのは1年に12回必ず毎月やってきます。
1年間に12回、願い・想いを叶えやすい日があるって事です。
神社に行くのも大切ですが、神社に行けなくても満月の日は月の引力(重力)が強く働く時ですから、お願い事をするには打ってつけの日です。

先月(2024/10)の満月は、地球の周りを公転する月の軌道が楕円形をしている為、1年で最も地球と近くなる満月でした。
1年で最も地球と近くなる満月ですので、重力の影響もそれ相応です。

そんな日にギークな自分は、日本で最も月の近くまで行ける場所に真夜中に行き、その月光を浴びながら"想い"を祈願して来ました。
(そこまでする必要はない。)

その時の想いが叶って実証されたので、このブログにこれを残します。

只今(2024/11/12)は上弦の月で、今週末に満月を控えています。
是非、満月の力を借りて、おもいを届けて叶えてみては如何でしょうか ^ ^

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