【質問】「ハートはどこにある?」
そう言われたら殆どの人は胸を指すでしょう
違う言語圏の人でも
膝でも肩でも腰でもなく
「ハートは胸の中」
きっとそう答えるでしょう
しかし、胸部の骨自体がハート型をしています
胸郭は上から見ても、下から見ても
前から見ても、後ろから見てもハートの形
胸の中というより
胸そのものがハートになっています
背骨が胸郭の内側に入り込む様な構造のお陰で
断面図もハートの形を成しますが
胸郭がよく動かないと背骨は外側に出てきてしまい
ハートの形を損ないます
貪欲で嫉妬深く、物惜しみする心の人間を
古くから仏教では"餓鬼"と呼びます
腹が出つつも痩せ細り
背骨の棘突起が浮き出て見える程に変形した骨格の
その姿はまさにハートを失った者のさまを表しています

胸郭という部位自体がハートと思うと
その構造を大事にしたいと思えます
まさに"からだ=ハート"です
"身=心"どちらも「シン」と読みます
日本の歴史でいうと
「心」よりも先に「身」という語が使われ始めます
心は身より後に生まれた語で
それ以前はそもそも 身=心 であって
あるところから身と心が分けて語られる様になりました
歯を磨いていても磨けていない事がある様に
からだ(ハート)も
動かしていても動けていない事が殆どです
年々歳々、運動不足になるからと
動く量を増やそうとするのは万人には至難の業です
沢山動く事より、動けるからだの方が必要ですが
動けるからだを造るのに
体力的にしんどい事はしなくてもいいのです
そんな動けるからだの要になるのが体幹部
体幹部は、
頭蓋骨・背骨・胸郭・骨盤で構成されます
その中の胸郭には心臓も肺もあります
つまり、血液を回す循環器系
呼吸を司る呼吸器系があります
まさに直接的に生命が宿る場所です
心臓はまさに"heart"
だからこそ腕や脚と同じ様に
胸郭の骨が動ける状態にしておく事が
健康と愛を享受できるからだになります♡