腸内環境改善はまず始めに姿勢改善から

過敏性腸症候群・便秘・PMSなどでお悩みの人へ。

完全に無意味とは言わないけど、姿勢不良のままいくら食物繊維や発酵食品を意識して摂っても、腹部が圧迫されて腹圧がかかっていない状態ではガスが溜まり易く、腸内環境の改善は少し難しい。

猫背や骨盤後傾で腹が潰れているタイプは勿論、逆に反り腰で腰椎が過伸展しているタイプも、見た目以上に腹腔が引き伸ばされて内臓がうまく支えられておらず、腹圧が分散してしまっている。

不良姿勢の種類に関わらず、腸が物理的に動き難くなって、腸の蠕動運動が落ちたり、下方への排出力が弱まったりするのは共通している。

腸がうまく動かない状態で食物繊維を増やしても、発酵が進むばかりでガスが溜まって、却って苦しくなる事もある。

栄養や菌を入れる以前に、そもそもその"環境"がちゃんと機能していないと焼け石に水⚠︎

便秘気味でガスが溜まり易い人は特に、体幹が固まったまま腹を潰した姿勢や、過剰に腰を反らせた姿勢で呼吸していたり、腹圧が日常的にかかっていない事が多い。

だから、腹筋を鍛えるよりも先に、姿勢を整えた状態で深く息ができているか、腸にとって動き易い圧のかかり方になっているかを見直す事が先決。

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