・胃腸の調子が悪いのに刺激物を摂る
・悪縁に執着し続ける
・睡眠不足と分かっていても夜更かしを続ける
これらはどれも一見別ジャンルの問題に見えて、からだからのフィードバックを無視し"自分の状態と対話する事を放棄している"という点で共通している。
不快感を
"我慢する事が大人"
"気合で乗り越えるもの"
と刷り込まれていると、からだからの微細なシグナル(疲労、飢餓、緊張、痛み)を意識的に切断してしまう。
結果として
「自分のからだが何を求めているのか」
「本当は何が嫌なのか」
が分からなくなり、破綻した選択を繰り返す。
これは、自分に優しくする事が快と結びついていない状態で、寧ろ自分を壊す事に中毒している状態とも言えます。
自分のからだとの対話を拒否するという行為は、単なる不注意や怠慢ではなく、根の深い自己との関係性の問題です。
自分を守る力、自分を大切にする権利、自分の快・不快を選んで良いという感覚が、どこかで損なわれている。
そして、その損なわれた部分を放置したまま、目の前の状況に対応しようとする事で悪循環が繰り返されてしまうのです。
からだはいつも
「もう無理だよ」
「ここは安心だよ」
と教えてくれているのに、それを聞き取る力が育っていないと、何度でも破滅の道に手を出してしまう。
何よりも先に
・胃腸の重さとからだの重さがリンクしていないか?
・してほしい事、してほしくない事を遠慮なく言えているか?
・嫌な気持ちを無視していないか?
・相手と話していて肩が竦む感じは無いか?
・睡眠を優先できているか?
という基礎的なからだとの再接続が、ほんとうの回復の第一歩になります。