人間は、声を出す機会が減ると、少しずつからだに変化が起こる。
まず横隔膜の動きが鈍くなって呼吸が浅くなり、喉周りの筋肉も締まり易くなる。
そうすると声が出し辛くなり、更に話す機会が減るという悪循環に入っていく⚠︎
筋肉の動きがスムーズでなければなんとなくからだがしんどくなったり、いざ話そうとした時に声が上ずったり、言葉が詰まったりする。
声だけでなく言葉の出も鈍り、他者や外界と接する為のモード自体が縮こまっていく感覚に…
声を出すという行為は、単なる発音ではなく、呼吸、筋肉の動き、神経の切り替え、外界との接続といった複数のレイヤーが絡む"からだの外向きの状態"を維持する為の鍵になっている。
話さない事はただの静けさではなく、からだと社会性の両方を閉じさせていくプロセスでもある。
これは「無理に人と話せ」という訳ではなくて、鼻歌やハミング、独り言を呟くくらいでも良い◎
声を出す事そのものが、からだの内側から外に向けて神経を開く行為だから、それだけでも呼吸が変わり、"腹側迷走神経"が活性化していく事で、少しずつ自分が外側に開かれていく感覚が戻ってくる。
腹側迷走神経は、耳の中・喉・声帯にも繋がっています。
「フ〜ン」「ン〜」など鼻・喉が振動するハミングをするのも自律神経の最適化にオススメ◎
※左耳は"社会的繋がり"の情報をよく受け取るので、左耳で音楽を聴くのもオススメ◎