我々は「背筋を伸ばしなさい」で育っているので、ピシッとした姿勢でないと褒められないから猫背を敵視する。
でもリラックスする時は猫背でないと休まらないのです。
猫背を敵視して常に良い姿勢であろうとする事で、結果的に背骨を固めてしまい、かえってからだの自由度を奪って生きている。
物事は陰陽ですので、片方だけでは嘘の世界を生きる事になります。
まずは自分自身に「猫背になって良い許可」を与えて下さい◯
毎日のオススメは、和式の排便の姿勢"うんち坐り"です。
この時に心ゆくまで背中を解放して猫背になって下さい。
これを毎日続けていけば"動く"背骨になっていきます◎
ピシッとせねばならない場面ではしっかりと骨格で立って、良い姿勢が必要なのは言うまでもありません。
陰と陽ですからね。
うんち坐りができないって事は、自然界的に言えば排泄ができないって事を意味しています。
そりゃ生きていけない。
大きな不具合や課題は、実はこの基礎領域の問題から来ている。
社会性を持って生きていけても、自然性を基礎としてできている人間は、排泄・排便が困難になる事で生き物としての基礎を害います。
うんち坐りが出来ない(背骨が動かない)人は、ピシッとしなければならない社会生活を強いられているからかもしれません。
老後に背中が丸くなるのは、ピシッとしなければならない環境から離れられるからかもしれません。
もし「足首が硬い」事で、うんち坐りが難しいのであれば、まずはどこかに掴まりながらで大丈夫なので実際にうんち坐りをしてみて下さい。
すると、次第に足首は必要分の関節可動域を取り戻せます◎
「足首のストレッチ」をするよりも、確実に必要な柔軟性が身に付きます。
そしていつの間にか、「綺麗なうんち坐り・猫背」ができる様になり、便秘が解消され、しっかり休める様に、からだの在り方が変わります。

