自律神経に効く『整体パーソナル』と『ヨガ』

過去の失敗や嫌な出来事、ネガティブな感情を、頭の中で何度も繰り返し考えてしまう反芻思考と、記憶力が良い事とは全くの別物

記憶力が良い状態は起きた事実や相手の言葉や場面の流れを比較的そのまま保持できるが、反芻癖が強い状態は事実そのものを覚えているのではなく、そこに物語や意味付けを付け加えた上でその前提を疑わなくなる⚠︎

「あの人は自分を軽んじた」
「あれは悪意だった」
「自分は傷つけられた」
という解釈が一度固まるとその後は記憶を確認しているつもりでも、実際には自分で作った物語を何度も再生しているだけになる⚠︎

反芻は記憶の精度ではなく意味付けへの固着であり、事実をよく覚えている人ほど冷静に自分の解釈をアップデートできる余地があるが、反芻している状態は自分の解釈を事実そのものだと思い込むので時間が経つほど現実から離れていく事がある⚠︎

記憶力が良い事は観察の力で、反芻癖は観察したものに自分の痛みや恨みを貼り付けてしまう癖の事

反芻に入っている時に、散歩や瞑想、森林浴、日記、対話の様な優しい入力のケアが全く効かないのは、脳と自律神経の状態が強制的に切り替わりにくい設定になっているからで、思考内容を説得して止めるのではなく、生理反応の回路そのものに割り込んで、反芻を維持している前提条件を崩す必要がある

反芻は単なる考え過ぎではなく、からだ側から見ると脅威処理が終わらない状態で、脳の扁桃体〜視床下部〜脳幹の警戒回路が回り続け、交感神経とHPA軸(ストレス系)が粘り、注意が内側(不安・後悔・怒りの素材)に吸着して、この状態では前頭前野の制御は弱くなりやすく、頭でやめようとしたり、いくら論理を積み上げても止まりにくい
反芻が止まらないというより、止める為のブレーキが効かない

散歩や森林浴、日記、対話が効くのは、警戒の出力がそこまで高くない時で、軽いモヤモヤ程度なら、注意を外に向ける、呼吸を整える、身体感覚を丁寧に拾う、といったやり方で落ち着けるが、反芻が強いときは注意資源がすでに奪われていて、外界の情報や入力を“受け取る余地”すら残っていない

瞑想をしようとしても、内側のループの音量が大きすぎて、静かな音(やさしい入力)が聞こえない状態

たとえば、TIPPは生理反射を使う事で、反芻は頭の内容に見えて、実際はからだの警報設定が高いままなので、そこに直接介入する方が回復が早い◎

T(Temperature:冷却)が効く理由は、
冷刺激が顔面〜三叉神経〜迷走神経系に強い入力が入り、いわゆるダイビング反射(心拍低下、末梢血管収縮などの反射)を起こし易いから
冷水で顔を洗う、冷たいものを握るのは、自律神経の出力を物理的に変える
結果として心拍や呼吸の粗さが落ち、警戒の維持が少し難しくなる
反芻はこの手の身体出力(心拍・呼吸・筋緊張)に燃料をもらっているので、燃料側を落とすとループも弱まる◎
→入浴時に頭だけ冷水シャワーが始めはハードル低くてオススメ◎

I(Intense exercise:短時間の激しい運動)が効くのは、
過剰に上がっている交感神経の出力を「用途のある形」で使い切るもの
反芻状態は、からだが戦闘モードなのに逃げる・戦うが実行されないので、余ったエネルギーが内側の思考に回る
短時間のジャンプ(縄跳びでも)、スクワット、ダッシュは、その出力を筋活動に投下して、ループに回る余力を削る
強いからだ感覚が注意を強制的に外へ引っ張るので、内側の反芻に張り付いていた注意が剥がれやすい◎
散歩の様な低強度だと、この剥がしが足りない事がある
→『整体パーソナルトレーニング』で整体からの高強度トレで、怪我のリスクなくトレーニングで自律神経ケア◎

P(ペース呼吸)が効くのは、呼吸が自律神経に対して数少なく自分で介入できる領域だからで、反芻時は呼吸が浅く速くなり、これ自体が警戒回路への入力になるが、個人的な考えではTIPPの中で呼吸が難易度が高いと思っている
物理的な制限があるからで、肋間筋や咬筋の過緊張、肋骨の可動性低下、胸椎の伸展制限、横隔膜の下降制限、腹壁の過緊張あたりが重なると、そもそも「ゆっくり呼吸しようとしても動かない」という状態になり、自律神経へのフィードバックが弱いからセルフでやるには呼吸は効果が出にくい
→ヨガは呼吸法で自律神経ケアに良いとされているけも、この呼吸の難易度を下げる為に『活法(セルフ整体)+ヨガ』のクラスがオススメ◎

P(Paired muscle relaxation:筋弛緩)は、意図的に緊張を作ってから抜く事で、「今緊張している/今抜けた」という差分を大きくします
この差分が出ると、筋紡錘や腱器官の反射も含めて緊張の再設定が起きやすく、無自覚な固まりがほどけるきっかけになる◎
→『整体パーソナルトレーニング』で"脱力"
『Yoga Class』で"シャバーサナ"
ヨガクラスでは適度に強度があるアーサナが頻出するので、上記の様な機序で最後のシャバーサナで脱力しやすい◎

「力を抜こう」と意識して本当に抜ける人は、そもそも過緊張状態にいないか、緊張と弛緩の切り替えがすでに上手い人です
慢性的に力んでいる人の場合、「抜く」という指示自体が成立しません
なぜなら、今どれくらい力が入っているのかを感じ取れていないからです

意図的に一度グッと力を入れる、という工程が必要になる理由はここにあります
まず最大に近い緊張を作る事で「これが緊張している状態」という参照点ができます
その後に力を抜くと「さっきより軽い」「さっきより広い」という差分が生まれる
この差分があって初めて、脳と神経は“弛緩した状態”を認識できます◎

慢性緊張がある人は、緊張がデフォルトになっているので、本人の主観では「普通」になっています
普通になっているものは操作できないから、いきなり「抜こう」としても、どこをどう変えればいいのか分からない

力は入れるより「抜く方が難しい」と感じたら…

ぜひ
『整体パーソナルトレーニング』『活法+Yoga Class』へ

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